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経年変化—イロコ

関連情報 | 2014.04.04

アフリカンチークとも呼ばれるイロコ材。紫外線?太陽光?による色味の変化の”スピード”は、私の知る木材の中でもトップクラスです。言うまでもなく、1枚目の写真が制作直後で2枚目が8年後の現在。光の関係で写真では分かりにくいかもしれませんが、加工直後の色味はどちらかというと薄いピンク~黄色がかった色で、とてもブラウンとかダークブラウンと表現できるものではありません(1枚目は無塗装ですが、オイルを塗って濡れ色になっても、色味自体は変わりません)。現在の色は、1枚目の写真に写るイスの色味と同じで、まさにチークのようなダークブラウン。

このイロコ材、半日も太陽光を当てておけばすぐに変色します。フローリングでも何でも、適当に重ねて掃出し窓のそばにでも放置しようものなら、容赦なくくっきりと変色の跡がついてしまいます。直射日光が当たらなくても、1か月は言い過ぎかもしれませんが、3~6か月あれば、全体的にかなり良い色に経年変化します。

同様に太陽光による変色が早いのがブラックチェリー。窓際・壁際から数センチ離して養生をしようものなら、猛烈にくっきりと色差が出てしまいます。無垢に限らず、突き板張りの建材でも同じです!イロコと違いチェリーは内装用建材として一般的な材なので要注意です。

ちなみに、ナラやカバ、メープルは色の変化が非常に小さいですが、芯や鉱物線などのキャラクターが多く入ったラスティック調の(カバや)メープルは、色味の濃い部分が薄くなっていき、導入当初よりも落ち着いた印象に変わっていきます。一方で、メープルとは一味違った”白さ”が特徴のシカモアは、私の試験によると結構焼けが激しく、個人的にはちょっとナシかな、というくらい黄色っぽく変わります・・・。

 

 

 
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