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ウッドデッキ
デッキ・外装材 | 2014.02.13
最近ウッドデッキのお問い合わせが多いので、デッキに関して書いてみます。
過去5年以上市場に出回っている主要な樹種としましては、イペ・ウリン・マニルカラ(アマゾンジャラ)・クマル・セランガンバツ・WRC(ウェスタンレッドシーダー・ベイスギ)あたりでしょうか・・・。つらつら書くと収拾がつかなくなりそうなので、ランキング形式でできるだけ簡潔に紹介してみます。ちなみに私が普段お勧めするのは、価格と耐久性の面でマニルやクマルです。
1.価格・・・上記は金額が高い順に並んでいます。イペ・ウリンが最も高く、マニル・クマル・バツがその次のグループです。
2.耐久性・・・条件にもよりますが、イペ・ウリン・マニル・クマルはかなり寿命は長いでしょう。一般的にはイペやウリンが最高とされていて、マニル・クマルは次点と書かれていますが、その根拠は分かりません。個人的にはこれら4つは同等と考えて良いと思っています。WRCに関しては、確かに劣りますが使い方次第です。水や湿気がたまらない風通しの良い場所・部位であればそれなりに長持ちします。
3.施工性・・・WRCはもちろんのこと、バツも比重が0.7程度ですので施工は比較的容易です。比重が0.9を超えるような南洋材に関しては、樹種を問わず下穴やザグリを事前にあける必要があるので手間はかかるでしょう。材料自体が厚い大引や根太用材はAD(エアドライ:天然乾燥)が一般的ですが、モノによっては内部がズブ生のものもあり、この場合はさらに施工がやりづらいこともあります。
その他のポイントとしては、イペはとにかく欠点が少ないのが人気の秘密でしょう。マニルは乾燥によっては表面に大きな割れがでますが、表面性は良く時間が経過しても毛羽は非常に少ないです。クマルは色差が比較的大きく、木目によっては表面性がやや劣ります。バツは毛羽立ちが出やすいです。最近の価格上昇によりコストパフォーマンスは低下してきていると感じます。
下記はイペ。細かい割れはありますが、毛羽は少ないです。
これはマニルカラ。写真の部位はイペよりは割れが多いですが、比較的良い感じのままです。
バツ。写真では分かりにくいですが、全体的に毛羽立っていて、”汚れた感”があります。
これも分かりづらいですが、部分的に痩せてきています。
その他私が個人的に気になっている樹種としては、ヒバ(ベイヒバ)や熱処理(サーモ)アッシュです。これらに関しても、機会があればまた改めて書きたいと思います。
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