ウォールナットやチークに代表される濃色系の樹種は基本的に単価が高い高級材がほとんどですが、サーモアッシュ75はコスト的にはリーズナブルな”中級材”です。基材のアッシュの色差（芯材と辺材）と熱処理による多少の色差によって、塗装では再現できない自然な色味が特徴です。

やや狭目の75mmという幅とこの色味によって、とても引き締まった印象の空間になります。

脱衣所（右の扉はお風呂の入り口）もサーモアッシュなのですが、これはずっと昔から私がお勧めしたかった使い方です！風呂上りにさらっとした足ざわりが絶対に気持ち良いと思います。サーモウッドは木材が水分と結びつく物質が減少するため、高湿度になりがちなこのような場所でも含水率の振れ幅が小さく膨張による問題が起こるリスクが小さいのです。施工時に通常使用する0.5mm厚のスペーサーを2枚重ねにして使用すればまず問題は起こらないと思います。

狭い空間なので、長尺シートを無垢フローリングに変更しても大幅なコストアップにはなりません！