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濃色+ウレタン塗装は擦り傷が目立つので要注意

関連情報 | 2014.03.27

本日お客様より引渡し前のメンテナンスに関してご相談があったため、急遽現場へ確認にお伺いしました。私が納めた現場ではないのですが、フローリングはローズウッドのウレタン塗装で問題は全面の擦りキズ。サラリーマン時代も確かにこの手の相談は耳にしましたが、私が勤めていた会社は圧倒的に自然塗装での出荷が多かったため、改めて塗装屋さんや美装屋さんなどできる限りの情報と対処法を確認しました。

無垢フローリングの場合、塗装が何であれ、お引渡し前のクリーニングの前段階で汚れや傷などは大なり小なりあるのですが(建材フローリングの場合、モノによっては塗装以外の方法で非常に強い樹脂の膜を形成している商品もあるため、塗装によって作られた膜よりもはるかに傷になりにくい商品があると思われます)、基材の色が中間色~明るめのものはそもそもキズが目立ちにくいです。また、艶が少ないマットな仕上がりであれば、さらにキズは分かりにくくなります。

一方で、ローズウッドやロックファー(アジアンブラック、アジアンウォールナットとも呼ばれています)などの非常に濃い色の樹種は一般的にキズが目立ってしまう上に、艶を落とす=塗膜が白く濁ってしまうため(基材の色が濃いと、濁りが目立って非常に気になります)、艶を落とすにも限度があります。

で、対症療法としてできることは、ざっくり2つ。1つはワックス塗装、もう1つが補修屋による樹脂の吹きつけ。いずれの方法も、コスト面での問題や艶や塗膜自体の仕上がり感の良し悪し、キズをどの程度まで直す/隠すことができるかどうか等、100%満足が行く結果が出せるかは分からない、と言わざるを得ません・・・。

ということで、無垢専門の私としては、せっかく無垢を使うのであれば自然塗装をお勧めします。手入れなどは特に必要ないんですがね・・・。

 

 

写真はウォールナット。最近は落ち着いた感がありますが、非常に良く売れた(る)人気樹種です。オイルでの販売が圧倒的に多いですが、ウレタンもないわけではありません。キズの問題を聞かないのは艶消しが多いからなのか?それとも、Wナットやチークレベルの”濃さ”では、さほどキズは目立たないのか?

 
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