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クマルデッキ

デッキ・外装材 | 2014.04.15

もうすぐお引渡しのご物件に納めさせていただいたクマルのデッキ。束と大引はイペ70×70、スノコがクマル20×105。大引はおおよそ600㎜ピッチで根太はありません。重歩行ではない一般家庭向けのデッキとしては十分な組み方です。

今回は5mを超える非常に長いスノコを使用しているため横反りが心配でしたが、大工さんがうまく張ってくれました。きれいな張り上がりです。堅木の無垢デッキは、大なり小なりさまざまな欠点があるのですが、一般的には3m以下の短尺材のほうが品質が良くなっていきます。一方で、短いにもかかわらず反りやねじれがあった場合、押さえをきかせて上手く納めていくことが難しくなってくるのも事実です。

イペやウリンなど、十分な実績と高い評価を集めるデッキ材の価格が非常に高くなってしまっているため市場には新たな商品が出てくるのですが、実績がない樹種や商品を使用するのも不安があります。ということで、今回はクマルをご提案させていただきました。最近クマルの取り扱いを再開したのですが”イペに似ている”といったことを聞いたため、”???”と思っていましたが、確かにイペの下地との違和感は全くありません!

5年以上前の記憶では、黄色から赤までの色差があり、木目が無く、イペとは似ても似つかないといったイメージでしたが、私の記憶がおかしいのか?はたまた産地が違ったり、時の流れとともに樹種が微妙に変化したりしているのか?真相は分かりませんが、非常に良いと思います。マニルカラに比べれば表面性は劣りますが、シャープな割れは見られません。先にも述べた通り、色差はありますが個人的には全然気になりません(いずれすぐにシルバーグレーになりますし・・・)。風雨にさらされて表面の毛羽が気になるようでしたら、アウトドアシーズンが始まる4月~GW前後に#100くらいのサンダーを当ててみるのも良いかもしれません。お好きな方であれば、ハンドサンダーでチャチャッとできると思います。

 

 

 

 
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