サーモリーの熱処理デッキは、欧州でこそ10年を超える実績がありますが、日本ではまだ6年ほど。10年、15年、20年もしくはそれ以上の長きにわたって使用していくアイテムですので、できるだけ多くの実績や事例、データ、情報は必須だと思います。ということで、42×68のサーモスプルース根太と26×140のサーモパインスノコ（＋一部サーモアッシュ20×132）で試験デッキを設置しました。

長さ3900㎜のデッキをあえて4等分し、
A：木表 無塗装
B：木表 キシラデクリア塗装（年一回、GW前後に塗装予定）
C：木裏 無塗装
D：木裏 キシラデクリア塗装（年一回、GW前後に塗装予定）
といった具合に仕様を変えて、今後の経年による変化の様子を確認していく予定です。私の日曜大工で施工されたデッキなので、若干下地が菱型になってしまっていますが、試験結果に影響することはないので良しとします・・・。

大引は安上がりなツガACQ注入材。束はツガACQや敷地内に長年放置してあったマニルカラ90×90。写真撮影後に、適度な間隔で束を押し込みました・・・。

サーモパイン26㎜厚は、40㎜厚のWRCと比較するとm2あたりのコストが同等であるにもかかわらず耐久性の面で優れているため、今後の展開が非常に楽しみな商品です。