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熱処理材

デッキ・外装材 | 2014.03.20

かれこれ日本の市場に紹介されて10年以上たつ熱処理木材(サーモウッド)。長年私が携わってきた商品は内装用の床暖房用フローリングがほとんどですが、その技術が開発された北欧をはじめとした欧州や北米市場では、外装用のデッキや外壁、サウナ用材が圧倒的に多いです(サウナ用材はほぼフィンランドのみですが・・・)。

熱処理木材の実力の一端がこの写真。庭の土の上に半年以上放置されたパインの熱処理材(デッキ)、地面に接した面は当然のことながらきれいなままですが(うちの庭はダンゴムシやワラジムシ、ミミズやナメクジ(?)、ゲジゲジなどなど、健全な分解者の宝庫なのですが!)、26×115サイズで一切反っていません。通常の木材であれば、湿った地面との接地面と太陽にガンガン照らされた表面の含水率の差によってあっという間に反りが出てしまうのですが、これは平らなまま。

日本では幅広く普及、とまでは行っていないのが現状ですが、スギを中心とした熱処理国産材の用途開発が少しずつは進んでいます。処理温度によっては耐朽性がイペ同等にまで高まり、寸法安定性は非常に高く、従来柾目でなければ使用できない部位でも熱処理材であれば板柾ミックスでOK。もっと上手くマーケティングできれば、日本における熱処理材の地位やイメージ、使用量が伸びていくのは間違いないと思っています。

 
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