メープル120㎜幅、乱尺、ラスティックグレード、オイル塗装。インテリアにマッチしており、とても良い感じに仕上がっております。

メープルと言えばキメが細かい清潔感のある白い木肌が特徴で、誰もが白一色をイメージするのが一般的ですが、ここ1-2年はオーク系も含めこのようなラスティック調のグレードが受け入れられるようになってきました。私が5-6年ほど前にこの商品を開発してからほんの数年前までは売れるのは上等グレードばかりでしたから・・・。

メープル以外の白い木肌の樹種といえばカバ/バーチがあります。カバの芯材は木柄がもっとおとなしいのですが、木が大きく成長すると芯腐れを起こすため、薄黄色の”フケ”が見られることがしばしばあります。ラスティックグレードに関して言えば、2つの樹種の表情は全く違ったものになります。

メープルの数々のワイルドなキャラクターは経年変化で存在感をなくし、より”おとなしい”印象に変わっていきますので、これも知っておいた方が良いと思います。

話は変わりますが、特にこの季節、お施主様が入居するまでの間は湿気がこもるため、一階のフローリングは膨張する傾向があります（フローリングの含水率が9-10%程度なのに対し、下地合板のそれが10-14%、梅雨時の外気やその他資材からの湿気の影響）。膨張のサインはすり足をした際に足裏に感じるエッジ。フローリングの表面に沿って空気を動かしてあげれば含水率の上昇を抑えられますので、状況に応じて上手に扇風機を使ってください。人が住み始めれば、最終的に平衡含水率が9%前後の環境（20℃45%前後）になりますので、とにかく引渡し前の2-3週間は注意を払ってください。