圧巻の紅葉が魅力的

日本のカラマツは、長野など本州の寒冷地や標高がやや高い地域に分布しており、日本に自生する針葉樹の中で唯一落葉するため、＜落葉松＞とも書かれます。戦後に盛んに植林されるようになった東北や北海道も含め、秋の観光資源である“紅葉”としてご存じの方も多いかもしれません。

木材としてのカラマツは、生産量においてスギ、ヒノキに次ぐ国内第三位となっており、合板を中心に日本では欠かせない建築材料になっています。カラマツは、針葉樹の中でも比重が大きく油分や樹脂分を多く含むため、耐久性や耐候性に優れており、腐朽に強い性質を持っています。

樹齢60年の素材と細部へのこだわり

当社の＜カラマツ パネリング 140 ラフ 国産材＞は、樹齢60年を超えた大径木のみを使用し、人工乾燥により含水率を10%程度にまでしっかり落とした商品です。これにより、過度なヤニの染み出しを抑え、反りやねじれといったカラマツ特有の扱い難さを解消しています。表面は、製材したての粗いままを化粧面とした“ラフ”仕様。これにより、加工時の節抜けや欠けを最小限に抑え、塗料の吸い込みを良くすることで表面のカビの発生や劣化を遅らせる効果が得られます。また、節部分は、耐水性がある接着剤で“補強”しているため、施工後の経年による節抜けを防ぎます。

埋木がなく、大小さまざまな節が混ざる自然な風合いは洋の雰囲気をたたえており、和洋どちらのデザインにも良く合います。また、実形状は本実V溝加工のため、縦横どちらにも張ることが可能です。長さはすべて3900㎜。長手方向の継ぎ目が少ないため、木目のラインがスッと通り見た目がすっきりします。木目や木柄のランダム感を出したい場合は、あえて長さをカットして見た目の変化を作ることも可能です。

カラマツ パネリング 140 ラフ 国産材