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施工-2

施工 | 2013.12.06

先日に引き続き、施工に関して。今回は”釘”に関してのポイントです。不要な隙間や反り、割れを防ぐという理由もありますが、やはり原因の究明と事後処理が非常に困難な場合が多い床なりのリスクを最小限に抑えることが重要視されると思います。

接着剤の使用を大前提とした場合、釘は接着剤が硬化するまでの”仮り留め”というのが一般的な考え方です。ただし、実際に施工していると接着剤の塗布量やその位置にはどうしてもばらつきが出てきてしまうため、”釘”もできるだけ保持力が高いものを使用することが望ましいです。最近では4㎜幅のステープルが主流になってきたと思いますが、保持力の高い順にビス→ステープル→ブラッドネイル→フィニッシュと言ったところでしょうか。
〇 下地が根太+12㎜合板の場合は、根太の上に打つこと。合板が24㎜以上の厚さの場合はどこでもOK。
〇 フローリングの厚みが15㎜の場合、釘の長さは最低でも38㎜(この場合、根太には5㎜の深さまで釘が入り込む)、45㎜なら根太の10㎜の深さまで到達します。
〇 根太を外して施工し、悪い条件が重なるとゆくゆく床なりの原因になりかねません。
〇 木口への釘打ちは割れの原因になりますので避けた方が良いでしょう。
〇 木がもろくなっている熱処理材(サーモウッド)の場合、木口に近い部分では実が割れて飛んでしまう可能性もありますので、様子を見ながら下穴をあける必要があるかもしれません。
〇 床暖房を使用する場合は接着剤の塗布が小根太の上に制限され、保持力が劣る上に木の動きが非常に大きくなるので、ビスでの施工をお勧めします。最低でもステープルでの施工が必須です。

まだまだ、接着剤を使用しないという施工店さんも見受けられます。その場合はできるだけ保持力の高い釘を使用してください。また、120㎜を超える幅広の無垢材を使用する場合は改めて接着剤の使用を検討していただきたいと思います。

 
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