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挽板フローリングの話 —粗悪品に注意—

商品 | 2014.05.30

写真はタモ挽板フローリング。白太や小節もほとんどなくきれいすぎるくらいです。

この商品は合板に3㎜厚の挽板単板を貼ったものですが、無垢(乱尺や1枚モノ、もしくは長手方向に接着されたユニ)とは違いF☆☆☆☆の規制対象の商品になります。5年ほど前に私がこの手の商品を開発したころは、海外の複合1種JAS工場はほとんどなく、合板基材の厚単板貼り複合フローリングのF☆☆☆☆取得にとても苦労しました(合板の接着剤はフェノールなので製品の放散値はほとんどが0.1㎎/L以下。数値は全く問題がないのにもかかわらずお墨付きがもらえないという”非関税障壁”の洗礼を受けたと理解しています)。

当時の厚単板貼りの複合フローリングと言えば、ノンホル接着剤であるスイビを使用すれば大臣認定でのF☆☆☆☆取得が比較的容易にできた3層タイプが主流でしたが、床暖房向け商品の開発が目的でしたので、乾燥接着による剥離がしばしば発生し(欧米向けが主流だったため、接着に対する認識と現場管理が非常に甘かった)構造的に長手方向の収縮が合板基材に比べて大きい3層ではなく、合板基材の複合の開発の必要性があったのです。

今日の本題はここからです。無垢フローリングは中国を中心としたアジアの地域で生産されているのもが圧倒的に多いのですが、特に発展著しい中国では、過去8年間、確実に価格が上昇しています。商品にもよりますが、ボリュームゾーンである低価格層のものであれば50%まではいかないまでも、30-40%は上昇しました。

約1年半前までは円高が続いていたため現地価格の上昇は円高によってかき消されていましたが、US$=100円を超える為替が続く現在、国内価格はずいぶんと上昇してしまいました。結果的に、コスト面で言えば、なかなか無垢を使いにくい状況になってきたのは間違いないと思います。一方でここ数年、海外工場がJAS認定を取得しやすくなったため(その理由は割愛しますが・・・)、続々とJAS複合1種フローリングを生産可能な工場が増えてきました。

これが何を意味するかというと、従来一般住宅向けでは 厚単板貼り=中~高級商品(低品質商品は限定的) が主流でしたが、未熟で固定費が低い”低レベル”なJAS工場で生産された比較的安価な厚単板貼り複合が国内市場に流通する可能性が高いということです。特に、従来は供給側としては無垢と新建材の住み分けができていたのですが、厚単板貼り複合に関しては双方が各種商品を展開していますので単純に競争が激化してくるのは必至で、安価で品質に劣る商品が出回る”素地”は十分にあるのではないかと思うのです。

以上、警鐘は鳴らしておきたいと思いますが、厚単板貼りフローリングの場合、割れにしても剥離にしても部分的であればプロの手によって補修は可能ですので(広範囲に出てしまうと話しは別ですが・・・)、そこまでナーバスになる必要はないとは思います。

 

 

 
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